ソースは俺的老婆

南方熊楠を目指していたのにアニリールセルカンになりつつあるペシミストでコミュニストでトーストマスターのTaとその老婆が上海のどこかで織り成す日常を描いたハートフルコメディ。

Conspiracy bill in Japan / 共謀罪について

 児ポ法*1もそうだけど、共謀罪なんか警察に渡したらあかん法律でしょこんなの。彼ら自分たちが絶対正義だと思ってるんだから、無節操な逮捕の根拠にすること受け合い。
 戦前じゃあるまいし、まさか日本の行政機関が市井の人々に牙を向くことはない――と思うかもしれないが、警察って、21世紀になってすら、志布志事件*2、氷見事件*3、原田信助事件*4みたいな冤罪を生み続ける、思い込みが激しい上に身内に大甘な組織よ?その体質が改まらないうちにこんな危険な法律を与えるのは、まさに○○○○に刃物。

 これは共謀罪の成立に賛成している産経新聞にも言えること。まず冤罪事件の責任者や不祥事のその後について実名報道してから賛成すべき。「司法側がこの法律を濫用しないように我々が第四の権力として見張っているから安心して!」と言うくらいの気概を見せて欲しい。
 そしてそれができたら次に、ちゃんと論点を調べて、正しく理解して、エッセイではなく記事を書く!*5

【主張】テロ等準備罪 国民の生活を守るために - 産経ニュース

一事が万事で、国会審議は新法に手かせ足かせをはめる方向の議論に終始した。

 恣意的な運用によって適用対象がいくらでも増やせることが最大の問題なのだから、縛る方向に議論されるのは当たり前である。

 私だけではない。専門家もかなり厳しく警告している。

産経新聞の幾つかの記事が誤報以下と思われることについて|名古屋市中区の弁護士法人 金岡法律事務所

私は産経新聞の読者ではないが、関心の赴くままに主としてウェブ上で記事を閲覧することがある。 そして、その記事が余りに誤りに満ちていて嗤える、ということを何度も経験する。

 もちろん、褒められる記事もある。

【テロ等準備罪】組織犯罪処罰法改正案が衆院通過 自民、公明両党と日本維新の会などの賛成多数で可決 - 産経ニュース

維新の松浪健太氏は(中略)「テロ等準備罪の取り調べでは、実質上、可視化が義務付けされたととらえるべきだ」と訴えた。

言質を取ってくれた。可視化を怠った取り調べが行われた時、氏は責任を取ってこの法律と心中してくれるのだろう。

*1:児ポ法に関するTa_Howaitのはてなブックマーク

*2:志布志事件 - Wikipedia

*3:氷見事件 - Wikipedia

*4:新宿署、痴漢冤罪めぐる証拠隠蔽・改竄工作が発覚…違法捜査受けた男性は直後に死亡 | ビジネスジャーナル

*5:前から科学面には杜撰な記事が散見されたのは、理系の人材が足りていないからだと思っていた。しかし、どうやら原因は別にあるようだ。