中国では9月に進学・進級するので、子供達はみんな明日から新学年である。親は親で、日本と同様、子供を小学校に入れる前にやっておかなければならない「入学準備」がいくつかあるのだが、その中に愛国教育があるのが中国ならでは。
「開学第一課*1」という、入学の前日(つまり今日)にCCTV1*2で放送される番組を視せるのがその「入学準備」の定番の1つ。中華人民共和国建国70周年ということもあって、今年のテーマは「五星紅旗、私の誇り*3」。
もちろん就学前児童向けなので難しい内容ではなく、いかに中国が国民と子供達を大切にしてきたかとか、最近の中国の発展や様々な分野での活躍を歌や映像を交えて説明するものである。他にも、ある児童が習近平国家主席に宛てて書いた感謝のお手紙を読むコーナーなどもあったりして、内容は盛り沢山!
他の「入学準備」としては、例えば「私と私の祖国*4」という歌を入学初日の行事で児童で合唱するのでそれまでに教えておく、というのがある。歌詞はーーもう説明するに及ばないだろう。
端的に言えば、国内の学校が全て森友学園になったみたいな感じを想像して貰えばいい。国公立はもとより、私立でも。籠池夫妻の理想の教育体制が、中国では実現されている。
ところで、今日はUFCという総合格闘技の大会もあって、そこで中国人のZhangWeili選手が初めて世界チャンピオンになった*5。決勝試合に勝利した直後の写真がこれである。
私は、こういう国旗の使い方が好き。