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中国では日本鬼子、日本に帰れば売国奴。南方熊楠を目指していたのにアニリールセルカンになりつつあるペシミストでコミュニストでトーストマスターのTaとその老婆が上海のどこかで織り成す日常を描いたハートフルコメディ。

肆式青春 / 詩季織織 / Flavors of Yourth (2018)

詩季織々

詩季織々

这作品是日本公司做的90年代中国老百姓的生活描绘的动漫片。大部分的制作员工肯定没来过当时的中国那边。他们描述了只资料上存在的世界。所以这台的类型其实不是青春,还是历史或者幻想。
他方,所谓回忆就是想得很美好。而且我感到制片人有些照顾中国观众。
总之,有点儿太美了。乡下的人们满漂亮,又城市街头相当干净。现实感不过。我没有不好的意思,但是是跟我知道的中国不一样。这片的优点是绚丽多彩的画,我觉得灰尘和土气感的也会上别的颜色。一点都没烧焦的锅贴的画一定好看但是好吃的样子吗?
有关声音又可惜了,曹杂音不过。音乐和歌很好,配音是非常好。我第一次看到了香港话和上海话的动漫。在日本地区只日语版上映,可是我想想这片就是中国话版+日语字幕比较好。听不懂中文的人也会听得到普通话和香港、上海话的声音差别。这个很小的细节就传达很大的国家的情趣。

この作品は日本の会社が作った90年代の中国の庶民の生活を描いたアニメである。中国人の監督以外、大部分の制作スタッフは当時中国に来たことなど無く、資料でのみ知る世界を苦労して描写したという*1。つまり、これは青春映画と分類されているが、その実歴史映画かファンタジー映画なのである。
また、思い出は往々にして美化されるものである。さらに、中国の観客に対する配慮のようなものが感じられる。
要するに、美しすぎるのである。田舎の人々も街中の街頭も小ぎれいなのである。現実感が足りない。失礼なのを承知で言えば、これは少なくとも私の知ってる中国とは違う。*2この映画の売りは精緻精細な絵であるはずで、埃っぽさやダサさもそれにまた色を添えるはずだ。全く焦げていない焼き餃子の絵は、美しいだろうが、美味しそうか?
音声に関しても惜しいのは、喧しさが足りないことだ。音楽と歌とは普通で、声の演出が特に良かった。香港語*3上海語のアニメなんて初めて見た。日本では日本語吹き替え版しか上映していないようだが、この作品は日本語字幕付きの中国語版が一番面白いはずだ。中国語が分からない人でも、日本語と朝鮮語くらい違う、中国の標準語と香港語・上海語との言葉の響きの違いを感じて、巨大な国の雰囲気を楽しめると思う*4。 タイトルは実は凄く上手い。日本語版の「詩季織織」が「四季折々」の捩りで「四」が「詩」にかけてあるのと同じく、中国語版の「肆」は「四」の大字であると同時に「思う存分、激しく」という意味がある*5。いずれの版でも題名が雰囲気を損なわずに「衣食住行」という4つのテーマがあることを暗示しているのだ…が、この工夫に気付く人は、四季折々という日本語を知っている中国人か、肆という漢字を知っている日本人か、いずれにしてもごく一部の人だけだろうなぁ(^_^;

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中国での興行成績は、残念ながら振るわないと思う。やってる映画館も少なくて困ったし、今日、土曜日の夕方の上映で、私たちを含めて6人しか観客が入っていなかった。しかも何故か映画館では、この作品だけポスターも何も広告がなかった。

*1:「詩季織々」制作現場レポ、作画監督が「新海作品から続く連携のよさがある」(写真33枚) - コミックナタリー

*2:上海人にもツッコまれてる。【制作現場レポート】「詩季織々」現場レポ、コミックス・ウェーブ・フィルムこだわりの背景描写明らかに - コミックナタリー

*3:広東語に英語が混じったヤツ、という意味で香港語と呼ぼう。

*4:というか2話目なんか一部の人が香港語を話しているからこそ広東辺りだと分かるので、日本語版で全員標準語を話していたら、舞台は日本の関東だと言われても違和感無いはず。実際俺的老婆も有名なビルが描かれるまでどこなのか判断できなかった。

*5:ひょっとしたら英語版のFlavors of Youthもかけてるのかもしれない。