彭帅さんの告発文(?)の原文を読んでみて
彭帅(PengShuai)さんが微博に公開した文章(のスクショ)を読んでみた。私人のプライバシーと名誉とが関わるから憶測でものを言うことは避けるけど、少なくとも政府を非難する文面ではなく、逆に言えば北京政府と全面対決するつもりは無かったと思われる*1。
微博とか百度とかで検索してみる
「そんな事件はそもそも無かった」ことになっている。
今後の流れの予想
こんな感じになるのでは、と思う。
- 彭帥さんがデマを流した廉(かど)で逮捕、起訴される。
- 彭帥さん名義で「注目されたいあまりにあることないことを書いてしまった。反省している。」と謝罪が公表される。
- 執行猶予半年-2年みたいな形になる。
- 海外メディアがインタビューどころか近付くことすらできないまま、北京オリンピックが開催される。*2
- ほとぼりが冷めたころ、その状態が解除されるが、当然当局の者が彭帥さんの家族や友人を「説得」済みで本人にもその事はよく伝わっているであろうので、本人が取材を受けたりすることは無いだろう。
中国人はどう反応するか
前述の通り、そもそも中国国内では事件そのものが抹消されている。外国のニュースを見て知る人も出てくるだろうけど、普通に暮らしていた一般人がある日突然、とかいう事件でもないし、被害者が未成年だったりした訳でもないので、「可燃性」は低い。
どうするべき?
忘れないこと。2015年の弁護士一斉拘束事件の被害者の配偶者である李文足さん、王峭嶺さん、原珊珊さんそして劉二敏さん達、また、労働者の待遇改善を訴えていたところを拉致され消息不明になった瀋夢雨さん。彼女らのことを救い出すためにはわ、まずは声をあげ続けることです。