NissanのHyper Tourerの美しさに感動していたらLi auto(理想汽車)の電動ミニバンに驚いた

日産がJMS2023で出したコンセプトカーの1つ「Hyper Tourer」は美しい。

やっぱり日産の強みの一つはスタイリングだよなぁ、などと感嘆していたら、中国の新興EV OEM*1御三家の一つLi auto(理想汽車)が似たような電動ミニバンを市販すると知って驚愕した。来月発売の2024年2月納車だってよ。価格は50万元前後の予定らしいので約900万円www.maiche.com

そりゃあ細かい品質とか安全性とかは日産の方が断然上なんだろうけど、これ発売後の1年半から2年後にHyper Tourerを(例えコンセプトカーのスタイリングそのままに)発売しても、インパクトは薄まっちゃうだろうなぁ。とにかく新興OEM、特に中国OEMの開発スピードは速い。これは私が中国びいきとかいうわけではなく、事実。電池に必要な鉱物資源が産出するとか改革開放後の世代が30代後半になって油が乗った人材が豊富だとか、中国のEV OEMは幸運に支えられている部分も大きいのだが、それもまた事実。

高級ミニバン市場を席巻しているアルファードを倒す車が、中国OEMから出る可能性も出てきた。ホントに未来は読めない。

*1:大雑把にいうと「会社」のこと。自前で作ってない製品を自社ブランドで売ったりするので「メーカー」と呼ぶよりは正確な言い方。