まずこれを一読してほしい。
《陳世峰の死刑を求める署名活動》
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中国から留学していた25歳の女性が、痴情の縺れで身の危険を感じていた同じく中国人留学生の女友達をかばって、同じく中国人留学生の男に刺殺された事件。東京で起きた事件なので、日本で裁かれる。だから上記ページのように、被害者の母親が日本人に署名をお願いしている。
目的が目的なので、この文章に政治的意図は無いはずである。だからこそ、一人っ子政策、男尊女卑、経済格差などの現代中国の暗い部分の描写についても事実であろうことが分かってしまう。苦労して夢を掴む話になり得たであろうに、結末が最悪であるから、総じてすごく重い。
关于这案件我有两件不理解的地方。第一,从此以后凶手和她的那个室友会度过平常的生活吗?我以为中华社会是面子和八卦社会。即使凶手回国,也应该不会普通的后半生,然后那个室友跟家属的态度,他们应该被人在背后指责…。
然后,中国国内江歌母亲对加害人能不能民事诉讼?
この件で気になるところは二つある。まず、この被害者の友人そして加害者は今後普通の生活ができるのだろうか、という点。中国の社会は面子と評判の人治社会だと認識しているのだけれど、例え加害者が生きて帰国したとしても平穏な暮らしは送れそうにないし、被害者の友人にしても後ろ指を指されまくっているのではないかな。*1
第二に、刑事事件としては日本で裁かれるのだろうけど、民事事件として中国国内で陳世峰相手に遺失利益を請求することはできないのか、という点。
私は、刑の重さが世論や遺族感情に左右されるべきではないと考えるので、署名はしない。しかし、被害者の母親の映像を見て少し気持ちが揺れた。彼女は打ちひしがれて生きる気力を失っているかと思ったが、そうではなく、むしろ憤怒と怨嗟の炎が灯っていた。加害者の身の安全の為にはむしろ懲役30年くらいにした方がいい。生きて出所したら、この母親は刺し違えてでも復讐に行く、冗談ではなくそう思う。